タイトルの通り、剣劇アニメの王道といえばまさに『るろうに剣心』で間違いない。
でもるろうに剣心だけが面白い剣劇アニメかと言われたらそれは違う
剣劇アニメを何個かあげてみると
- ストレンヂア
- どろろ
- サムライ7
- 銀魂
そう、ジャンルとしては割と数ある方なのである。でも少ない気がしてませんでしたか?
これはヤサイマンの見解だがまさしく子供にウケないから、もしくは描写的に地上波放送が難しいものが多いの両方。
つまり、大人向けっていうことだ
それだけで大人は見る価値があるし学生はちょっと背伸びしてみてみるのもいいと思う。
今回おすすめさせてもらうのはそんな大人向けな剣劇アニメの中でも独特な作品
日本刀はリアルに銃弾を切れる、でお馴染みのヤサイマンです!
ミュージックが特徴
【サムライチャンプルー】
全25話
二人の用心棒?と旅する年頃の女の子の目的は向日葵の匂いのするお侍さん!?
評価
作中のラップや音楽に特に特徴がある!
ストーリーの濃厚さだとか作画うんぬんを語るようなアニメではない。
単純にアニメとして独特、一周回って奇妙と言ってもいいと思う。もちろんいい意味で
劇中の音楽にはラップやヒップホップが用いられている点や、時を巻き戻す描写などが度々出てくるが不思議と違和感がないのも凄い。
琉球生まれの荒くれ者と真面目な侍、そして団子やで働く娘という全く合わなそうなタイプの3人がが単純なストーリーを飽きさせない。
真剣さとコメディがいったりきたりでルパン3世っぽさを感じるところもまたいい。
面白いわ。
公式PVがないので貼れないから各自検索頼む!
原作・制作・監督
原作 | マングローブ |
監督 | 渡辺信一郎 |
制作 | マングローブ |
あらすじ
江戸時代中期、若くして母を亡くして一人となったフウは幼い頃の記憶、『向日葵の匂いのするお侍さん』を探したい気持ちを持ちつつも
旅に出る一歩が踏み出せず親戚が営む団子屋で働いていた。

そこに現れた琉球生まれの野蛮人ムゲンと堅苦しい侍ジンとの出会いをきっかけに
二人を用心棒として『向日葵の匂いのするお侍さん』探しの旅をすることになる。
主な出演声優
声優名 | 役柄 |
中井和哉 | ムゲン |
佐藤銀平 | ジン |
川澄綾子 | フウ |
OP & ED
曲 | 歌手 | |
OP | 「battlecry」 | Nujabes |
ED | 「四季ノ唄」 | MINMI |
おすすめポイント
- 旅は道連れ
- ヒップホップ
- 派手な必殺技なんていらない
旅は道連れ
言い方は雑になってしまうが、本当にひょんな事から一緒に旅をすることになる3人
旅は道連れとはよく言ったものでまさにそんな感じであっさり一緒に旅をすることになる。
絶対的に一緒にいる理由もなければ分かれる理由もないんだろう3人はお互いの事も大して分からずともなんとなく仲間意識があって
急造の家族的な感覚なのかもしれない。

人っていうのは弱い生き物で一人で生きていこうとしてもどこか心細さや寂しさを感じるもの
そんな寂しい気持ちを寄り添って旅をする事で補い合う事こそが『旅は道連れ』って言葉の真意なんじゃないかななんて思いますね。
ヒップホップ
このアニメが独特だと感じる理由の一つとして作中にヒップホップの要素がちょいちょい出てくるところがある。
例えばOPなんかもそうだしシーンを巻き戻したりするときにはターンテーブルのキュルキュル音が使われていたりする。

キュルキュル音って笑
それは名前がわからんので申し訳ない笑!

それと忘れてはいけないのがムゲンのブレイクダンスだ!
詳しくいうとブレイクダンスではない、ブレイクダンスみたいな動きを取り入れた戦闘スタイルである。
ジンにも『お前のように予想もできない動きをするやつは初めてだ』的な事を言われている通り剣術というよりも格闘技中に剣を振り回す的な戦い方をするがこれもカッコいいポイント。
まあ男ってのは強ければなんでもいいんですわ
派手な必殺技なんていらない
何度も比較して申し訳ないが剣心のように飛天御剣流のような最強殺人剣だとか
ベルセルクのガッツみたいにドデカイ大剣を振り回したりする主人公最強ですってアニメではないところがまたいい。
むしろ負けそうになったりもちゃんとするし実力以上の力を発揮したりだとか、その場のひらめきで必殺技を出したりとかそんなファンタジー感が無いからいいのだ!

物足りなくないのか?

派手目なアニメが好きな人の中には物足りないっていう人もいるかもしれないがヤサイマンはそうは思わない。
これで必殺技があったりあり得ないほど跳躍したりしたらゴチャゴチャしすぎてみてて疲れてしまうし、なによりもっと強い敵と戦いもっと凄い技を出さなければならなくなる。
歯止めが効かなくなるってきっとそーいうこと
いい意味で派手さが収まったとても優秀なアニメこそが【サムライチャンプルー】であり良いところでもあるってことだ。
感想
キービジュアルが独特だったので見るのに勇気が必要だったが始まってしまえばこっちのもの
剣の時代終盤、隠れキリシタンを幕府が責め立て踏み絵が行われていた時代に生まれも育ちも様々な3人が一緒に旅をするっていうかなりローカル感溢れる物語なのがいい。
剣心のように必殺技などは出さないが琉球仕込みのブレイクダンスの様な動きと剣の道をひたすら学んだ男の二人が単純なストーリーにいいスパイスとなっているとも思う。
なにより長くないってのもいいなぁ
本当にいいアニメっていうのは見る人に『もう少しだけ続きが見たい』そう思わせる、今作のようなアニメなのかもしれない。
まとめ
【サムライチャンプルー】のように表現が豊かで予想なものは単調なストーリーだからこそ映えるものがあるのかもしれませんね!
凝ったストーリーや綺麗な作画を追い求め、疲れているアニメ好きさんにこそ、独特な今作みていただきたい!
一気見したい方はストリーミングサービスに加入必須です!参考は下記記事へ。
「うるせぇ」
ヤサイマンでした!
意外と結構あるな